株式銘柄スクリーニング・手法|
株式銘柄スクリーニング・手法|魔法の公式をスクリーニングしてバックテストしてみた
魔法の公式該当を
スクリーニングで探して
バックテストしてみた
バリュー投資の名著として有名な「株デビューする前に知っておくべき「魔法の公式」」をスクリーニングで抽出してバックテストしてみました。
「魔法の公式」とはどんな手法か
著者はジョエル・グリーンブラットという20年間で年間平均40%といわれる異常なリターンを出し続けた実績を持つファンドマネージャーで、投資手法はバフェット、グレアム、シーゲル、カツェネルソンといったバリュー投資家の基礎を踏襲した超正統派です。
ネタばれでぶっちゃけてしまうと、手法としては
・高ROA銘柄ランキングを作り、低PERのものに絞り込み30社に分散投資・投資した銘柄は1年後に入れ替え検討して、条件を満たすものに入れ替えというものです。
スクリーニングの設定は?
基本条件の設定は、電力と金融機関はスクリーニング対象から外すという指定があることから業種設定で、電気・ガス業と金融系の業種のチェックを外します。
検索基準日を2019年1月末としているのはバックテストのためです。実際のトレード用にスクリーニングする場合には、検索基準日のチェックを外して検索してください。
財務条件の設定は、ROAが25%以上で、PERが低い順に並べていくということですが、この場合のPERは上場銘柄の平均以下ということで15以下に設定しています。
また、極端に低いPER銘柄は避けるとなっていますので、PER5以上という条件を追加しています。
設定は以上となりますので、バックテストの結果を見てみましょう。
バックテストの結果は?
バックテストの結果、4件がヒットしました。
手法としては年毎に銘柄を入れ替えることになっていますので、1年後の2020年1月末の増減値を見てみると、2銘柄が上昇、2銘柄下落。
4銘柄平均では15%上昇と日経平均の上昇率11%よりは若干良い上昇率となっています。
会社別の推移をみてみると、1年後では元値から下落しているガンホー、アカツキの2社ですが、途中はそこそこ上昇していることが分かります。
1年またずとも、2割程度上昇したら利確して次の銘柄を探すということを繰り返してもよいかもしれません。
是非、基準月を別の日付にして検証してみてください。
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