FX手法・EAロジック|
FX手法・EAロジック|EA作成機でのトレーリングストップの設定方法について
EA作成機での
トレーリングストップの
設定方法について
よくご質問をうけるEA作成機におけるトレーリングストップの設定方法を詳しく解説いたします。
便利な機能ですので皆さんのEAのロジックに組み込んでご活用ください。
トレーリングストップとは?
トレーリングストップとは価格変動に応じて損切りラインをずらしていく手法です。
「トレール」とは英語で「追跡する」という意味で「ストップ」は「損切りライン」のことを示しています。
Longの場合には価格が上昇すれば、それに合わせて損切りラインを引き上げ、Shortの場合は価格が下落すればロスカットラインを引き下げていきます。
上記の例では、ドル円で損切り水準を50銭下の109円50銭でエントリーしたとします。
その後いったん下がりますが、損切り水準にはいたらずそのまま上昇していきます。
エントリ水準を上回った段階でトレールが開始され、110円20銭まで達したときには、エントリから20銭上昇しているので、損切水準も当初から20銭上昇し、109円70銭となります。
そして111円まで上昇したので、損切り水準は110円50銭まで切り上げります。
その後、下がり始め切りあがった後の損切り水準110円50銭でストップとなります。
<トレーリングストップのメリットとデメリット>
トレーリングストップのメリットは「損失を最小限に抑えつつ、利益を伸ばせる」ということができることにあります。
反対にちょっとした戻りで損切り水準に達してしまう可能性があるというデメリットがあります。
なお、EA作成機ではエントリと同時にトレーリングを開始する即時発動型と一定利益を確保してから発動する一定利益確保型を準備しています。
このEAは当サイトのEA作成機を利用して構築しています。
当サイトのEA作成機を使用すれば5分でコードを作成でき、しかも無料です。
是非ご利用ください。
EA作成機
https://www.fxlogbook.jp/eamake/
即時発動型トレーリングストップの設定方法と機能
即時発動型のトレーリングストップを設定するには、EA作成機の「エグジット」タブから、決済方法を「即時発動型トレーリングストップ」を選択することで適用することができます。
次に具体的な値の入力になります。
利食い値ですが、利食い値をゼロにすると上限なしでどこまでもトレーリングしていきます。
利食い値をゼロにせず、値を入力した場合は、損切りラインは変更されていきますが、TPは変更されず、当初指定pipsのままとなります。
損切り値がゼロの場合でもエラーチェックは入っていませんが、トレーリングのスタート地点となりますので損切り値は必ず入力してください。
利益確保型トレーリングストップの設定方法と機能
利益確保型のトレーリングストップは、即時発動型とは異なり、一定の利益を確保できた場合にのみ発動し、発動したタイミングで損切り水準が当初の損切値から最低利益の水準に一気に引き上げられます。
そのため、発動すれば確実に利益が残るところが即時発動型との違いとなっております。
利益確保型のトレーリングストップを設定するには、EA作成機の「エグジット」タブから、決済方法を「利益確保型トレーリングストップ」を選択してください。
次に具体的な値の入力になります。
TS発動はトレーリングストップを発動させるために必要な利益水準をpipsベースで指定します。この水準に届かない場合トレーリングストップは発動されません。
損切りはポジション取得時の損切り値でトレーリングストップが発動されるまでこの損切値が保持されます。一旦発動すると損切り値は最低利益の水準に変更されます。
最小利益はトレーリングストップ発動時に損切り水準に設定される値です。
したがってTS発動>最小利益としないと上手く稼働しませんのでお気を付けください。
なお、TS発動値と損切り水準が近いとオーダーの送付に失敗して上手く起動しません。TS発動値と損切り水準は最低5pips、理想的には10pips程度離すことをおおすすめしますい。
なお、最低の5pips程度では本番環境でもオーダーの送付に失敗する可能性が高いので十分お気を付けください。
2種類のトレーリングストップが皆様のロジックにしたがって、上手にご活用ください。