FX手法・EAロジック|
FX手法・EAロジック|トラリピ型EA ハーフ&ハーフの中央値を移動平均線にしてみた
トラリピ型EA ハーフ&ハーフの
中央値を移動平均線に
してみた
「トラリピ型EA ハーフ&ハーフの中央値を移動平均線にできないか」というご要望をいただいたので、EAのロジックを改造して検証してみました。
トラップ型EA ハーフ&ハーフとは?
ファンダメンタル分析による取引方向の分析と勝率が極めて高いことで知られている
トラリピ型のトレード手法を一定値を挟んで上で買い、下で売るパターンと上で売り、下で買うパターンをもったハーフ&ハーフの手法にしてEA化しています。
また、トラリピ型手法の弱点である高値買い、底値売りによる長期間の含み損保有もハーフ&ハーフ(上方売り、下方買い)では高値買い、底値売り心配は少ないという特徴があります。
この手法における中央値を当サイトの通貨ペア理論値を使うことでファンダメンタルから見た通貨ペアの理論値をベースに取引方向を合理的に判定することができるという手法です。
EAの作成方法等は下記をご覧ください。
おそらく最強!?ファンダ分析とトラップ型EAの組み合わせ手法
なお、このEAは当サイトのEA作成機を利用して構築しています。
当サイトのEA作成機を使用すれば5分でコードを作成でき、しかも無料です。
是非ご利用ください。
EA作成機
https://www.fxlogbook.jp/eamake/
どのように改造したのか?
トラリピ型EA ハーフ&ハーフでは、中央値をrangeHalfという変数で管理しています。
これに移動平均線の値を与えることで中央値を移動平均線にかえることができます。
具体的な変更方法はMQLプログラムの
void start()
{
//各種パラメーター取得
// ニューバーの発生直後以外は取引しない
if(Volume[0]>1) return;
int EntryBuy=0;
int EntrySell=0;
int ExitBuy=0;
int ExitSell=0;
int LongNum=LongPosition();
int ShortNum=ShortPosition();
int LongOrderNum=LongOrder();
int ShortOrderNum=ShortOrder();
のあとに下記の一文を加えるだけです。
rangeHalf=iMA(NULL,1440,200,0,MODE_SMA,PRICE_CLOSE,1);
ちなみに1440は日足を示しており、次の200は移動平均線期間を示しています。
ここを変更することで時間足と移動平均線期間を変更することができます。
移動平均線を中央値にした結果
トラリピ型EA ハーフ&ハーフの中央値を移動平均線にした結果は下記のようになりました。
ともに日足の200期間を中央値にしています。
まずは、上方買い、下方売りです。
次に上方売り、下方買いです。
こういった結果の場合、どんなに最適化をしてもカーブフィッティングとなる碌な結果にしかならないのは目に見えていますので最適化はしていません。
最初にコメントをいただいたときには、いいアイディアかもしれないと思ったのですが、残念ながら両パターンとも良い結果は出ませんでした。
他にも試してほしいパターン等があれば、開発者ブログやお問い合わせ等からご連絡をいただければ検討していきたいと思います。