株式銘柄スクリーニング・手法|
株式銘柄スクリーニング・手法|四季報の達人が教える10倍株・100倍株の探し方を試した
「四季報の達人が教える10倍株・100倍株の探し方」
を試してみた
20年以上、毎号2000ページの四季報を長編小説のように読み続けた達人がそのノウハウを解説しており、「誰であっても10倍株探しを再現できるはず」と言っていますが本当に10倍株が見つかるか試してみました。
どんな投資手法なの?
本書によると、10倍株探しのポイントはたったの4つらしいです。
1.成長性を示す「増収率」が高い
4年で売上高が2倍、年20%以上の増収を継続
2.稼ぐ力を示す「営業利益率」が高い
目安は営業利益率10%以上
3.オーナー経営者で筆頭株主
個人のオーナー=トップマネジメント
4.上場5年以外
スクリーニングの設定はどうするの?
まずは基本設定です。
今回もバックテスト シミュレーションを行いますので、検索基準日で「設定ありにチェック」し、「2019年1月末」、「バックテストあり」を選択します。
次に、上場5年以内の銘柄を検索しますので「上場年数」を「5年以下」に設定します。
次に財務条件です。
売上高が4年間で2倍以上なので、順に「売上高」、「二期間比較」、「当期予想」、「≧(以上)」、「4期前実績」、「100%」を選択していきます。
次に営業利益は10%以上なので「営業利益」、「利益率」、「≧(以上)」、「10%」と選択していきます。
これでスクリーニングの設定は完了です。
バックテスト シミュレーションの結果は?
スクリーニングの結果、10社が検索されました。
バックテスト シミュレーションはかなり良い結果になっています。
検索基準日から2年後の2021年1月末の平均上昇率は218%で2倍以上になっています。
この期間の日経平均株価の伸びが133%なので、大幅に上昇しているのが分かります。
銘柄別では5社が検索基準時点から上昇し、5社が下落しています。
銘柄別の内訳をみてみましょう。
スクリーニングで検索された10社のうち赤枠で囲った1社が2021年1月末時点で9.34倍になっています。
その他の銘柄でも青枠で囲った3社はかなり良い結果になっています。
この後、他の月でもテストしたところ、ここまで良好な結果は得られていませんが、概ね良好な結果が出ています。
今回抽出された銘柄は小型成長株が中心となっていますので、全体の市況を見極めて全体が上昇トレンドのときには非常に良い結果を示してくれるかもしれません。
このスクリーニングを試したい方はこちらからどうぞ