株式銘柄スクリーニング・手法|
株式銘柄スクリーニング・手法|「株価予測 黄金の方程式」を試したら意外な結末に・・
「株価予測 黄金の方程式」
を試してみたら
意外な結末に・・
「現役大学教授がこっそり教える 株価予測 黄金の方程式 木を観て森も観る!」という書籍に記載のスクリーニング手法を試してみたら利益がでるスクリーニングにはたどり着いたのですが意外な結末になってしまいました。
「株価予測 黄金の方程式」とは?
前半が著者がすすめる株のスクリーニング方法と購入時期について。
これは「AAA」基準、「AA」基準、「A」基準に分かれていますが、要は一部上場会社(今はプライムですね)で、自己資本比率が高く且つ、BPSが高い銘柄をPBR0.5以下のときで株価が上昇し始めたタイミング買えという内容です。今回はここの部分を検証します。
後半は株価の高値と安値目途の予想方法です。
過去のPBR実績、最高値、最安値のときのPBR、日経平均株価と今の日経平均、PBR予想から最高値と最安値の目安を予測するというなかなか興味深い分析をしています。興味がある方は購入して一読してみてください。
スクリーニング設定は?
まずは基本設定です。
今回もバックテストを行うので「検索基準日」にチェックして、「2019年1月」と「バックテストあり」に設定します。
取引市場は書籍では東証一部指定でしたので、今の「プライム」に設定します。
続いて財務条件の設定です。
書籍のAAA基準が自己資本比率75%以上、BPS1500円以上でしたのでそのように設定します。
この条件でPBRが0.5以下のものは買いということなのでPBRを0.5以下に設定しました。
スクリーニング結果は意外な結末に・・・
スクリーニング結果です。
6件ヒットしました。
結果については、日経平均レベルにとどまっており、特段優位性は感じません。
他のタイミングをいくつか試しましたが、ほぼ同様の残念な結果となりました。
しかし私が当初この書籍のA基準を試したときに面白い結果が出ていたので、なんでだろうと疑問に思い、追加調査をしてみました。
その結果、私が当初試したのは、書籍記載のBPSではなく、EPSを設定していたことが分かりました。
私が当初確認したのは財務設定条件は下記のようになっていました。
その結果が下記です。
2件しかヒットしていませんが、なかなかの成績を上げています。
そのほかの月でも試してみましたが、相場全体が上昇基調のときには日経平均以上にぐんぐんあがり、2022年のような調整局面では苦戦しているようです。
株価を調べてみると株価が4~5万円程度の値嵩株ばかりでしたので納得です。
相場が上昇基調に転換したら、自己資本比率とEPSでスクリーニングするといいことあるかもしれませんよ。
ただ、値嵩株なので多くの資金が必要ですが・・・。
このスクリーニングを試したい方はこちらからどうぞ