FX手法・EAロジック|
FX手法・EAロジック|FxLogBookで複利を利かせたEAをつくる方法
FxLogBookで複利を利かせたEAをつくる方法
大きく成功するための秘訣。
それは実業世界でも投資の世界でも同じく、レバレッジを利かせること、そして複利をきかせることです。
本記事ではFxLogBookでEAを作成する際に複利を効かせたロジックを組み込んでEAを作成する方法を解説しています。
FX手法概要
通貨ペア | USDJPY EURJPY GBPJPY AUDJPY EURUSD その他の通貨ペア |
---|---|
取引タイプ | - |
取引相場 | トレンド・レンジ相場 |
最大ポジション数 | - |
PF | 0 |
損益比率 | 0 |
勝率 | 0% |
マーチンゲール | - |
投資の世界で複利をきかせるとは一般的には資金管理方法がベースになっています。
トレード手法がアクセルなら、資金管理はブレーキ。
ブレーキがないままアクセル全開で突っ走れば破滅しかまっていない。
一般的なトレーダーはトレード手法にばかり目がいって、資金管理はおざなりです。
だから退場するトレーダーの多くは、適正ロット数を超えたロット数でトレードして、損失が膨大に膨らんでどうしようもなくなってしまいます。
適正なロット数でトレードしていれば、資金が減った場合にはロット数も減ることで損失を適正範囲内に収め、資金が増えてくると資金増加に合わせてロット数を増やすことで利益を加速度的に増やしていくことができます。
そのため、「複利をきかせる」とは「資金にお応じた最適ロットでトレードする」ととほぼ同義であるといえます。
例えば下記のようなケースの場合の適正ロットを算出してみます。
・手持ち資金:100万円
・1回のトレードにおける損失許容率:2%
・1回のトレードにおける平均損失額:50pips
この場合、総資金が100万円だとしたら1回のトレードの損失許容額は100万円×2%で2万円となります。
そして1回のトレードでの想定される損失のpipsが50pipsだとすると、2万円÷50pipsで1pipsあたり400円。
ドル円の場合は千通貨単位で1pips=10円なので、このケースでは4万通貨単位が適正ロット数となります。
また、1回のトレードで最大4つのポジションを保有するという手法であるなら、各ポジション毎の損失許容額は4万通貨単位÷4で1万通貨単位となります。
一般的に1回のトレードの損失は総資金の2%程度に抑えるべきといわれておりますので今回は2%に仮置きしていますが、2%というのはかなり大きいと思いますので、実際にはもう少し小さくても良いと思います。トレードスタイルにもよりますが0.25%~0.5%位がちょうどいいのではないかと思っています。
余談ですが、複利を利かせる際には千通貨単位で取引をおこなうことができる業者がお勧めです。
1万通貨単位では、取引単位の調整が千通貨単位の業者よりこまめにできず、機会損失を生むことになります。
- 基本設定 -
ロット数調整 - 口座残高に対する比率
- 損失許容率:2%
- 想定損失:50pips
これだけでEAが口座残高からロット数を自動的に算出してくれます。
なお、損失許容率と想定損失はご自分のEAにの状態で変更してください。
最後に複利の効果を見てみましょう。
下は複利を適用する前の固定ロットのでのバックテスト結果。
バックテスト期間:2010年1月1日から2016年6月30日
ロット数:0.4ロット固定
初期証拠金:1万ドル
順利益:29,583ドル
上記にロット数調整により複利を利かせたバックテストの結果
バックテスト期間:2010年1月1日から2016年6月30日
ロット数:初期0.4ロット~最終3.58ロット
初期証拠金:10,000ドル
順利益:91,071ドル
このように複利を利かせたトレードを行うことで利益が加速度的に増やすことができます。